海岸ゴミ拾い活動 (小樽市: 2018/7/14)

今週も海岸でゴミ拾い活動を行いました!

 

前回の反省とメンバーの意向により、今回の活動場所も銭函海水浴場。

前回と同じ場所を選んだのには、「2周間でどれだけゴミが増えるか」ということを調査する目的もありました。

 

実は、銭函海水浴場はまさに海開き当日。海岸には海水浴客がゾロリ。

多くのゴミが落ちている、そんな不安を抱きつつ、午前10時、ゴミ拾いを開始します。


天候は珍しく晴れ。しかしながら、燦々と降り注ぐ直射日光が、予想以上の速さでメンバーの体力を奪います。

案の定、ゴミの量は先々週と比べても遜色が見える気配もなく、むしろそれどころか明らかに増えているのはペットボトル。

以前横浜の港で大量のペットボトルが護岸付近に浮かんでるのは見たことはあるけど、今回に比べれば可愛く見えてくるぜ。。。

 

ふと、メンバーの一人が声をかけてきました。

「海の中に何かがある。」

それは、黒くて薄いもの。波にあおられてひらひらと揺れ動いていました。

 

(単なる海藻じゃないか。。。)

それが海藻とは別物であると気がついたのは、数秒間眺めた後のことでした。よく見ると横幅が広い。穴も空いている。これは。。。

疑惑は確信へと変わっていきました。木の枝を使って掘り起こし、たぐり寄せていきます。

 

それはビニール袋でした。

黒くて、波で揺れ動く薄いもの。一見したときは海藻にしか見えませんでした。

実際、水中にあるビニールは、一見しただけではクラゲや海藻と判別がつかないもの。海洋動物による誤飲を誘発する可能性もあります。

海洋ゴミの危険性、そして、自分が海に関していかに無知であるかを再認識させられた瞬間でした。


1時間半ほど歩き回ったところで、今回は終了。最後に協力してゴミ拾いを行いました。

前回よりもゴミの種類が明らかに偏っていました。ペットボトルと容器・包装ゴミの割合が高く、そのほとんどは一般観光客が落としていったと思われるものでした。

 

海水浴、マリンスポーツ、砂遊びなど、人々が自然と関わることはむしろ喜ばしいことです。ですが、自然と直接関わるということは、一人ひとりに自然に対する責任が生じるということです。

我々は自然からの恩恵を受けているのであり、次世代へ自然を繋いでいく。それを何万年、何十万年と繰り返すのであり、そのサイクルの中に我々が存在しているということを述べて、今回の記事を締めくくりたいと思います。

 

Posted by R.M.

コメントを残す(メールアドレスは第三者に公開されません)

avatar
  Subscribe  
更新通知を受け取る »